東大寺福祉療育病院にて、再び研修会

電子カルテ導入に伴い、KOMI記録システム導入を検討

7月25日(木)

夕方18時から、昨年度に続き、2回目の研修会が開かれました。

この日の奈良市内は、17時過ぎから猛烈なスコールが2時間近く続き、街には人影が途絶えました。そんな中、仕事を終えたスタッフが続々と研修室に集まり、『看護覚え書』を中心に、「生活をみる」というテーマでの講義を聴いてくださいました。4月から新人スタッフが増えて、療育部には活気が満ちていました。

東大寺福祉療育病院の歴史は古く、光明皇后の御代にその起源を発しています。ここにホームページから拾って、その沿革をご紹介しましょう。

「今から1260有余年前、東大寺の盧舎那大仏を造顕された聖武天皇とその后の光明皇后は、現在の病院や社会福祉施設にあたる悲田院や施薬院も建立され、人々のために尽くされました。この故事に則り、社会の要望に答えるため、東大寺は社会福祉法人を設立しました。」

つまり、それほどに歴史のある施設だということでしょう。病院は東大寺のすぐ脇にあり、素晴らしい環境に恵まれています。日本人のケアの原点がここにあるという気がしました。

研修終了後には、軽い夕食が振る舞われ、楽しい懇親会が開かれました。

若いスタッフがケアに向かう熱い思いを語ってくださいました。

翌日はフリー。青空に恵まれ、今回は「春日大社」に参拝しました。

まずは「萬葉植物園」を訪ねました。ちょうど古代ハスが咲いているという情報があったからです。背の高い美しい蓮ですね。静かな園内を一回りしてリラックスしました。

そして春日大社へ。春日大社は平成30年に御創建1250年を迎えた、これまた日本の代表的な大社です。数えきれないほどの社が立ち並び、とても周りきれません。

奈良の鹿と大社の灯篭は、何頭いるか、またいくつあるかわからないと言われていますが、その通りですね。こういう景色に遭うと、日本人の心の古里に帰ったような気がします。