令和6年・ナイチンゲール研究所セミナー 全課程が終了!
全7回のセミナーが無事に終了しました。
12月21日(土)
令和6年5月から開始されました今年度のセミナーは、12月をもって終了しました。
ご参加くださいました受講生の皆さま、有難うございました。
今年度は、「看護(ケア)の5つのものさし」の位置づけを明確にし、ナイチンゲールKOMIケア理論の全体像をクリアに描きました。
12月の最終セミナーの「方法論」においては、KOMIケア理論を実践にどう活用するのかという視点を強調し、KOMIチャートシステムの使い方、ものさしの使い方などを、これまでにも増して鮮明にしました。
最後の「事例発表」で語られた札幌の土田病院看護部の内容は、「5つのものさし活用の有効性」が明らかになり、総まとめとしてとても良かったと思います。
少し長くなりますが、土田病院の看護部長・仲田恵子さんから、こんなメールが届きましたのでご紹介します。
「土曜日のセミナーお疲れさまでした。発表の場を設けていただいてありがとうございます。発表者の杉山さんが最後に、実践してきたこととセミナーの内容が結びつく、と言ってくれたのはうれしかったです。看護が楽しいと思ってもらえるようにKOMIを導入して本当に良かったと思いました。日々進歩してくれているスタッフに私は感謝です。昨日患者さんからこんな言葉をもらいました。
「他の病院に入院している時の看護師さんの冷たい対応が辛かった。看護師さんにとって自分は1人の患者かもしれないけど。でも土田病院に転院してきて、看護師さん達がたくさん声をかけてくれる、気にかけてくれる、それは同室の患者さんにも。私は病気だけでなく、折れていた心も土田病院の看護師さんに救われた」と。
今年一番うれしかったです!
素晴らしい言葉ですね。
昨年から本格的にKOMIケア理論を導入したケアミックスの病院ですが、これほど短期間で看護の質を高め、見える化したスタッフの皆さまに敬意を表します。
看護部が一丸となって取り組むことの大事さを教えられます。
理論は実践に活かされてこそ意味を持ちますし、その実践が患者・利用者に届いて「その人らしい生活(死)の実現」が成ってはじめて価値を生じます。
受講生の皆さまもこのセミナーで培った知識を、明日からの実践に活かしてください。
来年3月8日(土)には、第6回研究&事例発表会が開かれます。
是非、実践(教育を含む)報告ができるよう準備をしてください。お待ちしています。
来年が皆さまにとって、輝く年となりますよう、心からお祈りしております。