第45回日本看護科学学会 ランチョンセミナー開催

12月6日(土)
第45回日本看護科学学会でランチョンセミナーを開催しました。
テーマは「これからのクラウド版実習記録システム」です。
今年の日本看護科学学会は、新潟市の朱鷺メッセで開かれました。
看護界最大のイベントです。
おそらく2,000名を超える看護関係者が参集したと思います。
新潟では珍しくよく晴れた一日となりました。
巨大な建物の横には信濃川が悠々と、河口に向けて流れています。
気持ちも晴れやかになります。

さて、ようやく試運転段階にまで至ったクラウド版KOMIシステム(KOMIコラボと名付けようと思います)です。
当初よりもかなりシンプルになりました。
ナイチンゲールKOMIケア理論を活用して実践が展開できるツールとしては、画期的だと自負しています。
今や看護現場は効率性と合理性を追求する看護診断システム一辺倒になり、“看護とは何か”を追求する心のゆとりがなくなり、看護の面白さを実感することもなく、忙しさに流されていると聞きます。
取り戻しましょう! 看護の醍醐味と楽しさを!

セミナーでは、学生向けの実習記録システムとして紹介しましたが、実はこのシステムは患者・利用者の生活の力をテコにして回復過程を促進させるのに役立ちますから、超急性期の現場以外ではどこでも活用可能です。
今回は学生さんたちに看護が見える化できることを伝えたくて、このようなタイトルにしました。

サブタイトルは「“看護の5つのものさし”を活用して届けたいケアの創出」です。
当日は「ケアコラボ株式会社」の楠本純平さんにシステムの紹介をしていただきました。
その前に金井 一薫が「ナイチンゲールKOMIケア理論」について語りました。
学会に参加されていた大阪の石川惠子さんと、姫路独協大学の魚崎須美さん、それに聖徳大学の平田美和さんに準備、運営をお願いしました。
会場は200名が収容できるホールです。事前予約された方々で満席になりました。
皆さま、お弁当を食べながら、熱心に聴いてくださいました。
この企画の主旨が一人でも多くの参加者の方々の胸に響きますように!